「この密やかな森の奥で」を読んで・・・娘への父の愛

「この密やかな森の奥で」 著者:キミ・カニンガム・グラントさん

かなり久々の読書だったのに、すごくスムーズに物語の世界に入り込むことができた。
主人公クーパーの娘フィンチを想う気持ちに胸が熱くなることが何回もあった。
そして、とても美しい文章だった。
情景が目に浮かんで、こんな森の奥での生活も期間限定でやりたいかな、って思った。笑
なんとなくこの本の舞台で連想するのが、昔、家族で北海道旅行したときに立ち寄った、「朱鞠内」だ。シュマリナイコって読むんだっけ。
何度か北海道へは行ったけど、ここだけすごく記憶に残ってる。

何にしろ、愛がなければどんなことも乗り越えられないよねって思った。
誰かを大切に想うから、大変な状況でも頑張れるんだなって。
今、久々に誰かを好きって感情が芽生えてるからか、最後の娘と決別を決心した場面では思わず涙が出そうになった。

最後にはすごーーく暖かい気持ちになれた素敵な作品でした!


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